私が「いじめ問題」に取り組む理由


◆私の苦い体験

私が、いじめ問題に取り組んだきっかけは、苦い体験があったからです。

2006年当時、私が勤めていた会社の社長から、「中2の娘がいじめで不登校になっており、何か解決できないか」という相談を受けたことがありました。

私は中学校の常勤講師の経験があったので、社長は私に相談してきたのです。

その時私は、社長に「地域でいじめ問題に取り組んでいるところがあるでしょうから、そこに相談するのが良いと思います」と答えたのです。

結局、社長は、お嬢さんを別の学校に転校させることで解決を図ろうとしましたが、不登校は改善しませんでした。

転校した学校は、担任の先生が訪ねてくるなど真摯に対応してくれたそうですが、しばらくして大変な事件が起きました。

社長の奥さんが思い余って、お嬢さんの首を絞めてしまったのです。

事件が起きてから会社の外ではマスコミが社長にインタビューしようと構えており、大変な騒ぎになっていました。

私が相談を受けた時に、しっかりと対応していれば、お嬢さんが命を落とすことにはならなかったかもしれません。それが悔やまれました。

◆いじめで子供を亡くした母の悲しみ

私をいじめ問題に取り組ませたもう一つの体験があります。

私は社長のお嬢さんの事件かあってから、いじめ問題を調べるようになり、高1の男子生徒をいじめでなくしたお母さんに、群馬県まで足を運んで話をお聞きました。

お母さん自身はショックで外出もできない状態でしたが、母親のなんともやるせない悲しみを感じました。しかし、どんなに私が話を聞いても、失われた子供の命はもう戻って来ません。

◆いじめの相談を受ける

私は当時勤めていた社長のお嬢さんがいじめを機縁として亡くなったことから、2006年ごろからいじめの現状やその解決策をブログで書くようになりました。

2009年1月初旬に、学校では3学期が始まったころ、それを読んでくれていたあるお母さんから息子(A君)のいじめ問題について相談に乗ってほしいとのメッセージをいただいたのです。

A君は2学期に入ってから2人(B君とC君)から、下校時に暴行を受け「学校に来ないとなぐる」という脅しを受けているというものでした。

お母さんの話ではA君は殴られケガをして病院にも行きましたが、リーダー格のB君を恐れ、「謝って貰わなくても良い」と先生に伝えていたそうです。

私は、お母さんに「学校にどうしてもらいたいか」を聞くと、A君は、特別クラスで自習をしているので、「普通にクラスで授業を受けられるようにしてあげたい」ということでした。

私は、この時「絶対にいじめを解決する」と強い覚悟を決めました。





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